NISA口座の非課税期間を徹底解説|新NISA・旧NISAの違いと活用法【2025年版】

NISAの非課税期間とは?

NISA(少額投資非課税制度)の非課税期間とは、投資で得た利益(配当金・分配金・売却益)に税金がかからない期間のことです。通常、投資の利益には20.315%の税金がかかりますが、NISA口座であればこの税金がゼロになります。

2024年1月から開始された新NISAでは、非課税期間が無期限に変更され、より長期的な資産形成に適した制度となりました。

新NISA vs 旧NISA 非課税期間の比較

制度 非課税期間 年間投資枠 生涯投資枠
新NISA つみたて投資枠 無期限 120万円 1,800万円(共通)
新NISA 成長投資枠 無期限 240万円 1,200万円(内枠)
旧一般NISA 5年間 120万円 600万円
旧つみたてNISA 20年間 40万円 800万円

新NISAの非課税期間が無期限になったメリット

1. 長期投資の複利効果を最大化

非課税期間が無期限になったことで、20年、30年という超長期で複利効果を享受できます。例えば、月3万円を年利5%で30年間積み立てた場合、投資元本1,080万円に対し、運用益は約1,414万円。課税口座なら約287万円の税金がかかりますが、NISAなら全額非課税です。

2. 売却しても投資枠が復活

新NISAでは、保有商品を売却すると翌年以降に投資枠が復活します(取得価額ベース)。ライフイベントに合わせた柔軟な資金活用が可能です。

3. つみたてと成長投資枠の併用が可能

新NISAでは年間最大360万円(つみたて120万円+成長240万円)の投資が可能です。コアとなるインデックス投資信託はつみたて枠で、個別株や金ETFは成長投資枠で、と使い分けできます。

旧NISAの非課税期間が終了したらどうなる?

旧一般NISA(非課税期間5年)

2024年に新NISAが開始されたため、旧NISAへのロールオーバーはできなくなりました。非課税期間終了後は自動的に課税口座(特定口座)に移管されます。移管時の時価が新たな取得価額となるため、それ以降の値上がり分にのみ課税されます。

旧つみたてNISA(非課税期間20年)

最後の買付は2023年分のため、非課税期間は最長で2042年まで続きます。期間内に売却すれば非課税、期間終了後は同様に課税口座へ移管されます。

新NISAの最適活用法

おすすめ戦略:

1. つみたて投資枠で全世界株式インデックス(eMAXIS Slim全世界株式など)を毎月積立

2. 成長投資枠で高配当株ETF、金ETF、REITなどに分散投資

3. 生涯投資枠1,800万円の満額到達を目指し、月5〜15万円ペースで積立

非課税期間が無期限なので、「いつ始めても遅くない」のが新NISAの大きな魅力です。ただし、投資は早く始めるほど複利効果が大きくなるため、できるだけ早期に始めることをおすすめします。

よくある質問

Q. NISAの非課税期間はいつまでですか?

新NISA(2024年〜)は非課税期間が無期限です。旧一般NISAは購入から5年間、旧つみたてNISAは購入から20年間が非課税期間です。

Q. 旧NISAから新NISAに移行できますか?

旧NISAの保有商品を新NISAに直接移すこと(ロールオーバー)はできません。ただし、旧NISAの商品を売却してから新NISA口座で買い直すことは可能です。なお、旧NISAと新NISAの投資枠は別々にカウントされます。

Q. NISAで損失が出た場合はどうなりますか?

NISA口座での損失は、他の課税口座の利益と損益通算できません。これはNISAの唯一のデメリットと言えます。値下がりリスクが高い商品よりも、長期的に成長が見込めるインデックス投資信託がNISAに適しています。