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株式投資

立会外分売で賢く投資

立会外分売とは、株式をたくさん持っている大株主が、市場価格に大きな影響を与えずに株を売る方法です。 通常、株式市場が開いている間に大量の株が売られると、株価が急激に下がる可能性があります。これを避けるために、立会外分売では、取引時間外であらかじめ決めた価格で、少しずつ株を売り出します。 具体的には、大株主は証券会社に株の売却を依頼します。そして、証券会社は、その株を買いたい個人投資家を探し、取引時間外に株を分けて売っていきます。このため、「分売」という名前がついています。 立会外分売のメリットは大株主にとって、株価の急落を防ぎながら、計画的に株を売却できる点です。一度に大量の株を市場に放出すると、供給過剰になり株価が下落するリスクがあります。立会外分売では、小口に分けて売却することで、このリスクを軽減できます。 また、立会外分売は、企業にとってもメリットがあります。 分売によって株主数が増えることが期待できます。株主数が増えれば、市場での株の売買が活発になり、流動性が高まります。流動性が高いということは、株価が安定しやすくなるという利点があります。さらに、より多くの投資家がその会社の株に興味を持つようになり、企業の知名度向上にもつながる可能性があります。 個人投資家にとっても、立会外分売は魅力的な投資機会になり得ます。 通常、立会外分売の価格は、市場価格よりも少し安く設定されています。そのため、割安な価格で株を購入できる可能性があります。ただし、必ずしも株価が上昇するとは限りませんので、注意が必要です。投資する際は、企業の業績や将来性などをよく調べてから判断することが大切です。