OCO注文

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OCO注文で賢くリスク管理

OCO注文は、「どちらか一方の注文」という意味で、損失を少なく抑えつつ、利益を大きくすることも目指せる注文方法です。具体的には、売買注文を二種類同時に出すのですが、どちらか一方の注文が成立すると、もう一方の注文は自動的に取り消されます。 例えば、あなたが現在1ドルを110円で買ったとしましょう。この時、1ドル112円で売る注文と、1ドル108円で売る注文を同時にOCO注文として出すことができます。前者は利益確定のための注文、後者は損失限定のための注文です。 もし相場が上がり、1ドル112円に達した場合、利益確定の注文が成立し、1ドル112円で売却されます。同時に、損失限定の108円の注文は自動的に取り消されます。逆に、もし相場が下がり、1ドル108円に達した場合、損失限定の注文が成立し、1ドル108円で売却されます。同時に、利益確定の112円の注文は自動的に取り消されます。 このように、OCO注文を使うことで、相場がどちらに動いても対応できるのです。利益を逃さずに確実に手に入れたい場合や、損失額をあらかじめ決めておきたい場合などに役立ちます。 OCO注文は、価格変動が大きい商品を取引する場合に特に有効です。一度設定しておけば、相場の急激な変動にも対応できるため、常に相場を見守っている必要がなく、取引の機会を逃す心配もありません。さらに、感情に左右されずに冷静な取引判断ができます。OCO注文をうまく活用することで、リスク管理を行いながら、効率的な取引を目指せるでしょう。
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OCO注文を使いこなす

OCO注文とは、二つの注文を同時に出して、どちらか一方が成立したらもう片方の注文を自動的に取り消す注文方法です。正式には「ワン・キャンセल्स・ジ・アザー・オーダー」と呼ばれ、OCOはその略称です。 この注文方法は、利益を確定する価格と損失を限定する価格をあらかじめ決めて取引したい時に役立ちます。例えば、あなたが今ある会社の株を持っていて、この株の価格がもっと上がると予想しているとします。しかし、予想に反して価格が下がってしまう可能性もあるため、損失をある程度に抑えたいと考えているとしましょう。こんな時にOCO注文が役立ちます。 OCO注文では、利益を確定するための指値注文と、損失を限定するための逆指値注文を同時に出すことができます。指値注文とは、設定した価格以上になったら売買する注文のことです。一方、逆指値注文とは、設定した価格以下になったら売買する注文のことです。 例えば、あなたが100円で買った株が現在120円だとします。あなたは150円になったら売って利益を確定したいと考えている一方、80円まで値下がりしたら損切りしたいと考えているとします。この場合、OCO注文を使って、150円の指値注文と80円の逆指値注文を同時に出しておきます。もし価格が上昇して150円に達したら、株は売却され、30円の利益が確定します。この時、80円の逆指値注文は自動的に取り消されます。逆に、価格が下落して80円に達した場合は、株は売却され、20円の損失に限定されます。この時、150円の指値注文は自動的に取り消されます。 このように、OCO注文を利用すれば、常に市場の値動きを見張っている必要がなく、仕事などで忙しい方でも安心して取引できます。また、取引のチャンスを逃したり、損失が大きくなりすぎるリスクを減らすこともできます。OCO注文は一度設定しておけば自動的に注文が執行されるため、取引にかかる手間を省き、効率的に売買できます。