FTA

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経済知識

日本とシンガポールの経済連携協定:JSEPA

日本とシンガポールは、経済の結びつきをより深めることを目指し、「日本・シンガポール新時代経済連携協定」、通称JSEPAを結びました。この協定は二〇〇二年に効力を発揮し始め、両国の経済的なつながりを支える重要な柱となっています。 従来の自由貿易協定、いわゆるFTAは、主に品物の関税をなくしたり、減らしたりすることに重点が置かれていました。しかし、JSEPAはそれだけに留まらず、幅広い分野での協力を目指しています。例えば、ものの売買だけでなく、サービスのやり取りや、お金の運用、更に、新しい発明やデザインといった知的財産の保護、公正な競争の確保、インターネットを使った商取引、そして人材の行き来といった分野まで、協力の範囲は多岐にわたります。 JSEPAは、経済連携の範囲を広げ、より包括的な協力関係を作ることを目的とした、新しいタイプの経済連携協定と言えるでしょう。これまでの品物中心の貿易協定から一歩踏み出し、サービスや投資、知的財産、人材交流など、様々な分野での連携を強化することで、両国の経済をより活性化させ、共に成長していくことを目指しているのです。 この協定によって、日本とシンガポールの経済的なつながりは新たな段階へと進みました。互いの国で仕事がしやすくなり、新しい事業を始めやすくなったことで、両国の経済は大きく成長し、発展に貢献しています。JSEPAは、両国の繁栄を支える重要な役割を担っていると言えるでしょう。
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FTAで変わる世界の投資環境

自由貿易協定(FTA)とは、国と国との間で結ばれる貿易に関する特別な約束事です。この約束事の一番の目標は、貿易の邪魔になるものを取り除くことです。 具体的には、例えば海外から商品を買うときに追加でかかるお金(関税)をなくしたり、安くしたりします。また、輸入できる商品の量に制限をかけることもやめます。 このように、商品やサービスが国境を越えて自由にやり取りできるようにすることで、貿易にかかるお金を減らし、より多くの場所で商品を売ることができるようになります。 自由貿易協定には、二つの国同士で結ぶものと、複数の国が一緒に結ぶものの二種類があります。複数の国が参加する協定の中には、経済連携協定(EPA)と呼ばれるものもあります。 EPAは、FTAよりも幅広い分野での協力を目指しています。FTAは主にモノの貿易に焦点を当てていますが、EPAは、お金の流れやサービスの提供、権利を守るための仕組み、人の行き来など、様々な分野での協力関係を築こうとします。 つまり、FTAはEPAの一部と考えても良いでしょう。どちらの協定も、参加する国々の経済的なつながりをより強くし、お互いにとってプラスになることを目指しています。 例えば、ある国で安く作れる商品を、関税なしで他の国に売ることができれば、買う側は安く商品を手に入れられ、売る側はより多くの商品を売ることができます。このように、FTAやEPAは、参加国全体に利益をもたらすことを目的としています。