電信売相場

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外貨預金

外貨預金の為替レートを理解する

銀行で外貨預金をする際には、必ず理解しておきたいのが電信売相場です。これは、銀行が私たちに外貨を売る時の値段、つまり私たちが銀行から外貨を買う時の値段のことを指します。 具体例を挙げると、アメリカドルを外貨預金で購入する場合を考えてみましょう。この時、銀行の電信売相場が適用されます。例えば、アメリカドルの真ん中の値段、いわゆる仲値が1ドル140円だったとします。この場合、銀行は手数料として1円を上乗せし、電信売相場を1ドル141円に設定します。つまり、私たちは1ドルを141円で買うことになるのです。 この手数料は銀行によって異なる場合があるので、あらかじめ確認することが大切です。例えば、別の銀行では手数料が2円の場合もあり、その場合は1ドル142円で購入することになります。 また、電信売相場は常に変動しています。為替相場の動きによって、手数料を含めた最終的な値段は大きく変わる可能性があります。1ドル140円の仲値が、市場の動きによって1ドル150円になったとしましょう。この場合も、銀行は手数料を上乗せしますので、1円の手数料であれば1ドル151円で購入することになります。このように、為替相場の変動は電信売相場に直接影響を与えます。 そのため、外貨預金を行う際には、常に最新の電信売相場を確認するようにしましょう。インターネットや銀行の窓口などで、最新の情報を手に入れることができます。少しの手間をかけることで、より有利な条件で外貨預金を行うことができるでしょう。
経済知識

TTSの為替レートを理解する

電信売相場(でんしんうりそうば)とは、銀行がお客様に外貨を売る時の価格のことです。少し分かりづらいかもしれませんが、これは銀行目線での表現です。私たちが海外旅行や海外送金などで外貨を手に入れたい時に、銀行で外貨を買う際の値段が、まさにこの電信売相場になります。つまり、銀行が外貨を「売る」とは、私たちが外貨を「買う」ことと同じ意味なのです。 例えば、アメリカ旅行でドルが必要になったとしましょう。この時、銀行で円をドルに交換しますが、この時の交換レートが電信売相場です。仮に1ドルが150円の電信売相場だったとすると、150円の日本円で1ドルと交換できます。もし、電信売相場が160円に上がってしまった場合、同じ150円では1ドルに届かず、交換できるドルの量は減ってしまいます。つまり、電信売相場が高いほど、同じ金額の円で手に入れられる外貨の量は少なくなってしまうのです。 電信売相場は、銀行によって多少の違いはありますが、新聞やインターネットなどで日々公表されています。海外旅行や海外送金を予定している方は、事前に電信売相場を確認しておくと、必要な外貨の量や、それに必要な日本円を計算することができます。旅行前に複数の銀行の電信売相場を比較してみるのも良いでしょう。少しでも有利なレートで外貨を手に入れることで、旅行費用を節約できるかもしれません。また、為替相場は常に変動しています。急激な変動で損をしないよう、こまめにチェックしておくことが大切です。