投資信託を賢く買う!直販のメリット・デメリット
投資信託を買うには、大きく分けて二つの方法があります。一つは、証券会社や銀行などの販売会社を通して買う方法。もう一つは、投資信託を実際に運用している会社から直接買う方法で、これを「直販」といいます。
従来、投資信託を買う際には、販売会社に手数料を支払うのが一般的でした。販売会社は、投資家からの注文を受け付けたり、投資信託に関する説明を行ったり、様々なサービスを提供しています。その対価として手数料を受け取っているのです。しかし、直販の場合は、これらの販売会社を介さないため、手数料がかかりません。これは、投資家にとって大きなメリットです。
手数料がないということは、その分、投資に回せるお金が増えるということです。特に、長期にわたってコツコツと積み立て投資を行う場合、手数料の差は大きな影響を与えます。例えば、毎月決まった額を積み立てていく場合、手数料が少ないほど、実際に運用に回される金額が増え、長い目で見れば大きな差となって現れてきます。そのため、長期的な資産形成を考えている人にとって、直販は魅力的な選択肢となり得ます。
近年、インターネットの普及に伴い、直販の利用はますます手軽になっています。多くの運用会社がウェブサイト上で直販サービスを提供しており、自宅のパソコンやスマートフォンから簡単に購入手続きを行うことができます。また、運用状況の確認や分配金の受け取りなども、インターネット上でスムーズに行えます。
ただし、直販の場合、販売会社のような窓口での相談やサポートは受けられません。そのため、投資信託に関する知識を自分で身につける必要があります。運用会社によっては、ウェブサイト上で投資信託に関する情報を提供していたり、セミナーを開催していたりするので、積極的に活用しましょう。投資信託の仕組みやリスクなどをしっかりと理解した上で、自分に合った購入方法を選ぶことが大切です。