有効期限

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株式投資

デイトレードでよくある注文方法

お金の世界で売買をする時には、色々な注文方法があります。よく知られているのは、成行注文、指値注文、逆指値注文などです。これらに加えて、注文がいつまで有効かを決める方法もあります。短期売買でよく使われるのが、「当日注文」です。当日注文とは、その日の取引時間内だけに有効な注文方法です。通常、アメリカのニューヨーク市場が閉まるまでを有効期限としています。日本時間で考えると、月曜日の朝7時に注文を出した場合、火曜日の朝7時直前まで有効となります。ただし、夏時間の場合は、ニューヨーク市場の終了時間が日本時間で1時間早くなります。そのため、注文の有効期限も1時間早まり、火曜日の朝6時直前までとなります。当日注文を使うと、注文を出しっぱなしにして忘れてしまう心配がありません。例えば、株価が予想と逆に動いてしまい、損失が膨らむリスクを減らすことができます。また、翌日以降の市場の変動に影響を受けずに済みます。もし、注文が成立しなかった場合は、その日のうちに改めて状況を判断し、新しい注文を出すことができます。短期売買のように、その日のうちに売買を完結させたい場合、当日注文は大変便利な方法です。売買する対象や市場の状況、自分の投資スタイルに合わせて、適切な注文方法を選ぶことが大切です。当日注文以外にも、様々な注文方法がありますので、それぞれの特徴を理解し、自分に合った注文方法を選ぶようにしましょう。余裕資金で投資を行い、損失が出た場合でも生活に支障がない範囲で取引を行うように心がけましょう。
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GTC注文:じっくり待つ投資戦略

株式投資では、色々な買い方、売り方があります。その中で、今回は「ジーティーシー注文」という方法を詳しく説明します。ジーティーシー注文とは、「注文が成立するまで、ずっと有効な注文」という意味です。つまり、一度注文を出せば、自分が決めた値段になるまで、もしくは自分で注文を取り消すまで、注文は有効です。 この買い方は、特定の値段で売り買いしたいけれど、市場の動きをじっくり待ちたい人に向いています。例えば、ある会社の株が今1000円で取引されているとします。そして、800円まで下がったら買いたいと考えたとします。この場合、ジーティーシー注文で800円の買い注文を出しておけば、値段が800円になった時に自動的に売買が成立します。 これは、常に市場の値動きを見ている必要がなく、他の仕事に集中できるという良い点があります。また、値段の上がり下がりが激しい株でも、希望の値段で確実に取引できる可能性が高くなります。 しかし、ジーティーシー注文には注意すべき点もあります。一度注文を出してしまうと、市場の状況が大きく変化した場合でも、注文は有効なままです。例えば、業績の悪化などにより、株価が急落した場合、意図せず不利な価格で約定してしまう可能性があります。そのため、ジーティーシー注文を利用する際は、定期的に市場の状況を確認し、必要に応じて注文内容を見直すことが大切です。また、証券会社によっては、ジーティーシー注文の有効期限を設定している場合もあります。注文を出す前に、証券会社の規定を確認しておくようにしましょう。ジーティーシー注文をうまく活用することで、より効果的な投資活動を行うことが可能になります。