景品で顧客獲得:賢い戦略とは?
お店でお客さまに商品やサービスを買ってもらうため、お店側が提供する品物、お金、その他のお得な特典を景品といいます。景品は、お客さまを集めるための手段として使われます。お店が直接お客さまに渡す場合に限らず、誰かを通して渡す場合も含まれます。また、くじ引きを使う場合も、使わない場合も関係ありません。お客さまを集めるためであれば、どのような形であっても景品とみなされます。
例えば、商品を買ったお客さまにプレゼントをあげたり、サービスを使ったお客さまに割引券を配ったり、くじ引きで当たったお客さまに賞品をあげたりするといった行為は、すべて景品にあたります。大切なのは、景品が商品やサービスの取引にくっついて提供されるという点です。商品やサービスを買う、あるいは利用することが、景品をもらう条件になっているということです。これが、ただ単に贈り物をするのとは違うところです。
よくお菓子の袋の中におまけとしておもちゃが入っていることがありますが、これも景品にあたります。お菓子という商品を買った人がもらえるおまけなので、取引にくっついて提供されているからです。また、お店で一定金額以上買い物をすると、くじ引きができ、当たれば割引券がもらえるといった場合も、割引券は景品です。商品を買うことがくじ引きの条件、つまり割引券をもらう条件になっているからです。
この景品の定義は、「不当景品類及び不当表示防止法」という法律に基づいています。この法律では、景品に関して、してよいこと、してはいけないことが細かく決められています。景品を出すときは、この法律に沿って正しく行うことが必要です。