手軽に分散投資!上場投資信託の魅力
投資信託と上場投資信託、どちらもたくさんの種類の資産に投資することで、損する危険性を少なくするという点では同じです。しかし、上場投資信託には、名前の通り、証券取引所に上場しているという大きな特徴があり、株式のように、その時々の値段ですぐに売買できます。
従来の投資信託は、取引価格が1日に1回しか決まらないため、今日の値段で買いたいと思っても、実際に売買が成立するのは明日の値段になってしまうという時間差がありました。これに対して、上場投資信託は、市場が開いている時間帯であればいつでも売買できるので、値段の変化をすぐに把握しながら取引できます。
この違いは、投資のやり方を考える上で大きな利点となります。例えば、急に市場が大きく動いた時でも、上場投資信託であればすぐに売買することで損失を小さくしたり、逆に利益を確保したりできます。従来の投資信託では、価格が確定するまで待つ必要があり、その間に状況が変わってしまう可能性もありました。
また、上場投資信託は、売買手数料が比較的安いというメリットもあります。一般的に、投資信託は購入時や換金時に手数料がかかりますが、上場投資信託は株式と同じように売買手数料のみで取引できます。そのため、頻繁に売買する人にとっては、コストを抑えることができます。
このように、上場投資信託は、リアルタイム取引や手数料の安さなど、従来の投資信託にはないメリットがあります。自分の投資スタイルや目的に合わせて、どちらが適しているかを見極めることが大切です。