弾力性

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経済知識

投資と金利の関係:利子弾力性

利子弾力性とは、投資額が金利の変動にどの程度影響されるかを示す尺度です。分かりやすく言うと、金利が少し動いた時に、投資額がどれくらい変わるかを見るための数値です。具体的には、金利が1%変化した時に、投資額が何%変化するかを比率で表したものです。 この利子弾力性の値が大きい場合は、投資額が金利変動の影響を大きく受けます。つまり、金利が少し動いただけでも、投資額は大きく変動します。これは、金利の変化に敏感だと言えるでしょう。反対に、利子弾力性の値が小さい場合は、投資額は金利変動の影響をあまり受けません。金利が多少動いても、投資額はあまり変わりません。これは金利の変化に鈍感だと言えるでしょう。 例えば、利子弾力性が-2だとします。これは、金利が1%上がると投資額は2%減り、金利が1%下がると投資額は2%増えることを意味します。マイナスが付いているのは、一般的に金利と投資額は反対方向に動くからです。 なぜ金利が上がると投資額が減るのでしょうか?それは、企業がお金を借りる際にかかる費用、つまり資金調達費用が増えるからです。金利が上がると、企業は借り入れに慎重になり、新たな設備投資や事業拡大などを控えるようになります。結果として、投資額は減少します。逆に、金利が下がると資金調達費用が減るため、企業は積極的に投資を行うようになり、投資額は増加します。このように、利子弾力性を見ることで、金利変動が投資活動にどう影響するかを理解することができます。また、経済政策の効果を測る上でも重要な指標となります。