商品ファンド

記事数:(1)

先物取引

外貨預金とシー・ティー・エー

外貨預金とは、日本の円以外の通貨で預金をする金融商品です。銀行や信用金庫などの金融機関で取り扱っています。仕組みは円預金とほぼ同じで、預け入れたお金に利息が付きます。 外貨預金の一番の魅力は、円預金よりも高い金利が期待できることです。特に、経済成長が著しい新興国の通貨は高金利となっている場合が多く、投資先として人気を集めています。 しかし、外貨預金には為替変動リスクが必ず付いてきます。為替レートは常に変動しており、円高になった場合には、預金していた外貨を円に換金する際に損失が出てしまう可能性があります。例えば、1ドル100円の時に1万ドル(日本円で100万円)を預金したとします。その後、円高が進み、1ドル90円になった時に円に戻すと、90万円にしかなりません。つまり、10万円の損失が発生し、元本割れを起こしてしまうのです。 さらに、外貨預金には為替手数料がかかります。預け入れる時、そして円に戻す時、それぞれに手数料が発生します。この手数料も考慮に入れなければ、実際の収益は思ったよりも少なくなる可能性があります。 このように、外貨預金は金利と為替変動、そして手数料の三つをしっかりと理解した上で、投資判断を行う必要があります。高い金利に惹かれて安易に投資するのではなく、将来の為替レートの変動予測やリスク許容度をじっくり考え、慎重に判断することが大切です。