リスクフリーレート

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経済知識

安全資産と利回り:リスクフリーレート

お金を運用する世界では、損をする心配が少ない資産のことを安全資産と呼びます。安全資産は、主に国や大きな金融機関が発行しており、元本が保証されているため、投資したお金を失う危険性がとても低いと考えられています。代表的なものとしては、日本国債、定期預金、コールローンなどがあります。 日本国債とは、日本で暮らす人々からお金を集めるために国が発行する債券のことです。国が発行主体なので、倒産のリスクは非常に低いと見られています。定期預金は、銀行などの金融機関に一定期間お金を預けることで、あらかじめ決められた利息を受け取ることができる預金商品です。元本保証があり、満期まで保有すれば、預けたお金に利息が上乗せされて戻ってきます。コールローンとは、金融機関同士が短期でお金を貸し借りする取引で、これもまた高い信用力を持つ金融機関が取引を行うため、安全性の高い資産とされています。 ただし、どんな資産であっても、絶対に安全なものはありません。例えば、国債の場合、国の財政状況が悪化すれば、元本割れのリスクがないとは言い切れません。また、定期預金も、金融機関が破綻すれば、預金保険制度の範囲を超える部分は保護されない可能性があります。さらに、物価上昇(インフレ)時には、安全資産の利息が物価上昇率を下回ることで、実質的な価値が目減りする可能性もあります。このように、安全資産は他の投資対象と比べてリスクが低いというだけで、完全にリスクがないわけではありません。 それでも、短期的に運用したい場合や、リスクをあまり取りたくない投資家にとっては、安全資産は大切な選択肢となります。特に、すぐに現金が必要になる可能性がある資金や、生活に必要な資金などは、安全資産で運用することで、安心して保有することができます。