安定志向のあなたに!公社債投信
公社債投信とは、株式を一切組み入れず、国や地方公共団体、そして企業が発行する債券、いわゆる公社債を中心とした投資を行う投資信託です。
債券とは、発行体に資金を貸し付けることで、定期的に利息を受け取り、満期が来れば貸したお金が返済される仕組みの金融商品です。公社債投信は、数多くの債券をまとめて運用することで、一つの債券に投資するよりもリスクを抑える効果が期待できます。
公社債投信は、株式投資のように大きな値上がり益は期待しにくいですが、価格の変動幅が比較的小さいため、安定した利益を求める投資家に適しています。特に、銀行預金や郵便貯金よりも高い利回りで、かつ株式投資ほど大きな損失を避けたいと考える方に最適な商品と言えるでしょう。
公社債にも様々な種類があり、発行体によって国債、地方債、社債に分けられます。国債は国が発行する債券で、最も安全性が高いとされています。地方債は地方公共団体が発行する債券で、国債と比べると安全性はやや劣りますが、比較的安全な投資先とされています。社債は企業が発行する債券で、国債や地方債と比べて利回りは高くなる傾向がありますが、発行体の企業業績が悪化すると、利息の支払いが滞ったり、元本が返済されないリスクがあります。
公社債投信は、これらの債券を組み合わせることで、それぞれの特性を活かしながらリスクとリターンのバランスを取っています。どの種類の債券をどの程度組み入れるかは、各投信によって異なりますので、投資する際は目 prospectus(投資信託説明書)をよく読んで内容を確認することが大切です。また、金利の動きや景気動向によって価格が変動する点にも注意が必要です。