外貨預金の為替レート:売値と買値
お金を外国のお金に換える、外貨預金。そこには『売値』と『買値』というものが出てきます。これは銀行が私たちとお金のやり取りをする時の値段のことです。
私たちが銀行から外国のお金を買う時の値段が『売値』です。銀行から見ると、私たちに外国のお金を売っていることになるので、『売値』と呼ぶわけです。逆に、私たちが銀行に外国のお金を売る時の値段が『買値』です。銀行から見ると私たちから外国のお金を買うことになるので、『買値』となります。
例えば、1ドルが115円50銭から115円55銭だとしましょう。この時、115円50銭が銀行が私たちからドルを買う値段、つまり『買値』です。そして、115円55銭が銀行が私たちにドルを売る値段、つまり『売値』です。つまり、私たちが銀行から1ドルを買うには115円55銭払い、銀行に1ドル売るなら115円50銭で売ることになります。
この売値と買値の差額を『スプレッド』と言います。このスプレッドが銀行の儲けになります。スプレッドは、お金の動き具合や、どの国のお金か、銀行の方針によって変わってきます。
ですから、外貨預金をするときは、売値と買値、そしてスプレッドをよく見ることが大切です。特に、何度もお金を両替する人は、スプレッドの少ない銀行を選ぶことで、損を少なくできます。