金ETFとは?おすすめ銘柄と純金積立・投資信託との比較

金ETFとは?

金ETF(Gold Exchange Traded Fund)とは、金価格に連動する上場投資信託で、株式と同じように証券取引所で売買できます。実物の金を保有する手間なく、手軽に金投資ができる金融商品です。

金の現物を裏付け資産として保有するタイプ(現物保管型)と、先物取引で金価格に連動させるタイプがあります。

主要な金ETF銘柄の比較

国内上場の金ETF

銘柄名 証券コード 信託報酬 特徴
SPDRゴールド・シェア 1326 0.40% 世界最大の金ETF、流動性高い
純金上場信託(金の果実) 1540 0.44% 国内金価格連動、現物交換可
NEXT FUNDS 金価格連動型 1328 0.55% 円建て金価格に連動

米国上場の主要金ETF

GLD(SPDR Gold Shares):信託報酬0.40%、世界最大、運用資産700億ドル超

IAU(iShares Gold Trust):信託報酬0.25%、GLDより低コスト

GLDM(SPDR Gold MiniShares):信託報酬0.10%、最安水準

金ETFのメリット

1. 少額から投資可能

1口数千円から購入できるため、金の延べ棒(数百万円)と比べて圧倒的に少額から始められます。

2. リアルタイムで売買可能

株式市場が開いている間は、リアルタイムの価格で売買できます。投資信託のように翌日基準価額まで待つ必要がありません。

3. 保管コスト・盗難リスクなし

現物の金を保管する金庫やセキュリティが不要。証券口座で管理するため、盗難の心配もありません。

4. 高い流動性

特にGLDやSPDRゴールド・シェアは取引量が多く、売りたい時にすぐ売れます。

金ETFのデメリット

1. 信託報酬がかかる

保有期間中、年0.1〜0.55%の信託報酬が継続的にかかります。長期保有では無視できないコストです。

2. 分配金が出ない

金は利息や配当を生まないため、金ETFも通常は分配金がありません。キャピタルゲイン(値上がり益)のみが収益源です。

3. 為替リスク

金は国際的にドル建てで取引されるため、円建ての金ETFでも為替変動の影響を受けます。円高局面では金価格が上昇しても円建て価格が下がることがあります。

金ETF vs 純金積立 vs 投資信託の比較

項目 金ETF 純金積立 金の投資信託
最低投資額 数千円〜 月1,000円〜 100円〜
売買のタイミング リアルタイム 翌営業日 翌営業日
年間コスト 0.1〜0.55% 1.5〜3.0% 0.3〜1.0%
現物交換 一部可能 可能 不可
NISA対応 成長投資枠 非対応 成長投資枠
自動積立 証券会社による 可能 可能

コスト重視なら金ETF、手間なく積立なら投資信託、現物交換したいなら純金積立がおすすめです。

金ETFの税金

金ETFの売却益は譲渡所得として20.315%(所得税15.315% + 住民税5%)が課税されます。

・特定口座(源泉徴収あり)なら確定申告不要

・NISA口座で購入すれば売却益は非課税

・損益通算や繰越控除も株式と同様に適用可能

まとめ

金ETFは少額かつ低コストで金投資ができる優れた選択肢です。インフレヘッジやポートフォリオの分散先として、資産の5〜10%程度を金に配分するのが一般的な目安。NISA口座で保有すれば非課税メリットも享受できます。自分の投資スタイルに合った銘柄を選びましょう。

ペーパーゴールド全般について知りたい方は「金投資:現物とペーパーゴールドの違い」をご覧ください。